おっぱいの構造を知って、自己検診に役立てましょう
大胸筋という胸の筋肉があって、その上におっぱいがのっています。
おっぱいの皮膚の下は皮下脂肪です。
皮下脂肪の中に、乳腺というミルクを作る臓器が浮いています。
授乳期になると、おっぱいが乳管という管を通って、乳頭からでてきます。
乳がんは、乳腺にできます。
がんは乳腺にできるので、エコーではとくに乳腺を見ています。
エコーでは上図のように
おっぱいの断面が見えます。
もちろん、
エコーに写ったものを
一緒に見ながら説明しますので、
しっかりと自分のおっぱいを
見てください。
≪乳管は断面図で見えます≫
エコーは、乳管を
断面図で見ています。
右図(1)のように、
垂直の断面であれば、
丸い断面で見えます。
右図(2)のように、
斜めの断面であれば、
楕円形の断面で見えます。
エコーを操作して、
さまざまな角度から見るようにします。
≪乳腺を触るという意識を持ちましょう≫
乳腺は皮膚の奥にあり、皮下脂肪の中に浮いています。
皮と脂越しに乳腺を触るという意識をもって、丁寧に触ってあげてください。
≪乳腺の構造を知って頭で想像しながら触りましょう≫
乳腺の表面は、山あり谷ありでデコボコしています。
≪乳腺は強弱をつけて触りましょう≫
乳腺には厚みがあるので、軽く触って浅いところ、強く触って深いところを調べましょう。
≪隅々まで触りましょう≫
乳腺は、おっぱいの山の部分だけでなく、ふもとの部分にもあります。
ですから、乳がんは左右のおっぱいの間、おっぱいの端っこ等「え!ここに?」というような場所にもできるのです。
隅々まで触ってあげてください。