岡本外科クリニック
〒422-8006 静岡県静岡市駿河区曲金4-7-3
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4) 乳がん、乳がんの治療について
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a. 親族に乳ガンの人がいると、自分も乳がんにかかりやすいというのはあるのですか?
親姉妹あたりに乳ガンの方がいらっしゃる場合は、いない方と比較して約3倍可能性があるといわれています。
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b. 乳がんが再発する可能性はどれくらいなのでしょうか?
ご自身が1度乳がんになった方は、もうひとつ別の乳ガンが出来る危険性というのは、乳がんになったことがない方の約6倍 高いといわれています。
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c. 家族の誰かが乳がんになったとき、夫や家族は何してあげられるのでしょうか?
ご家族にはとにかく力になってくださいとお願いしたいです。
一緒に病気と闘う仲間ですね。戦友といってもいいかもしれません。
仲間として一緒に病気と闘っていくとういスタンスをもってやってもらいたいと思います。そうすれば、いろんな支え方が出来ると思います。
それから、私が患者さんにガンの告知をするときは、必ず次のようなことをお話します。
「乳ガンという病気になってしまったんだけれど、これはこれから長いことこの病気と闘っていくということで、敵は病気だけで、あとはみんな味方なのです。」
そのいちばんの戦友は家族であり、友人であり、そういう人たちが戦友になってくれることと、バックアップしてくれること、支えてくれることというのが大事です。
それで、我々医療関係者というのは参謀(知恵袋的なもの)という立場だと思います。
当クリニックでは、ご本人、ご家族、私たちのの3者がスクラムを組んで病気と闘っていく。そういう気持ちになっていただけることに気をつけて時間をかけています。そうすると「じゃ、前向きにがんばろう!」という気持ちになってくれる人が多いという確かな感触があります。
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d. おっぱいのない男性に理解しずらいものがあります。どのように考えたらよいのですか?
旦那さんは、とにかく奥さんには元気で長生きして欲しいという気持ちが強いものですから、美容的なことは二の次だという方もいらっしゃいます。
極端な例では、(命と比べたら)おっぱいは、どうでもいいという考え方で、とにかくしっかりと取ってもらうという考えの方もいらっしゃいます。
それだけ奥さんを愛していて、徹底的にやっていただきたいと思うのが旦那さんに多いという印象はあります。
ただし、客観的に見て、ごくわずかの危険性ですけども、ほとんど差がないと言われていれば、自分の心のよりどころとしてのおっぱいは残したいという気持ちが強ければ、それを尊重してあげるというご主人もいらっしゃいます。
男性にはなかなか理解できないことはありますが、患者である女性の声をしっかりと聞いてあげる存在でいてほしいと思います。
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